広報ダイアリーでモバアルZ会員の皆さまとお会いするのは、1年以上ぶりの広報部の平澤です。ご無沙汰しております。というのも、昨年末のアイノモトを読まれた方はご存知かもしれませんが、元々動画をメインで担当されていた佐藤さんが昨季末に広報部を離れ、その後を引き継ぐ形で今季は主に動画を担当していました。

そんな平澤の私事で大変恐縮ですが、今シーズンをもってアルビレックス新潟を退職することになりましたので、この場を借りてご報告させていただきます。

2023年の4月に新卒でアルビレックス新潟に入社して以来、3年弱広報部の一員として働いてきました。入社してからの2年間は、モバアルZでは広報ダイアリーをメインに、「NGT48劇場訪問」や「SHU-1グランプリ」などの企画動画、また「Inside of ALBIREX」や「バストーーク！」の一部でも皆さまのお目にかかりました。他にも、長谷川元希選手・秋山裕紀選手1日密着、キャンプ中のマリオカートTikTokLIVE、ショート動画の更新など、選手の魅力をさまざまな角度から伝えようと奮闘する日々でした。それは毎日とても充実感もあり、楽しい日々だったと記憶しています。

そして、今季からは動画をメインで担当することになったのですが、これは自分にとって大きな挑戦でした。前任者が積み上げてきたものを自分が引き継ぎ、自分らしさを加えながら、より面白いものにできるか。そんな思いを抱えながら、キャンプ地の宮崎に入ったことを今でも覚えています。

しかし、シーズンが終わって、この1年を振り返ってみると、まったくうまくいかなかったように思います。キャンプ中やシーズン序盤は自分自身もこの仕事を楽しめていましたが、途中からはいろいろなことを考えすぎてしまい、うまく動けなくなってしまいました。なかなか勝利を掴むことができない、そんな状況で自分自身が撮影を行なってチームの雰囲気を壊さないか、試合に向かって集中していく選手たちのメンタルを崩さないか。カメラのないところでは選手たちと普通にとれるコミュニケーションも、カメラを持った途端全然うまくいかない。そんな自分が情けなくなる毎日でした。

そして、動画を更新してしばらくすると、コメント機能やSNSでは厳しいコメントもいただきました。その一方、動画を楽しんでくださる方もいたのかもしれませんが、当時の自分にはマイナスな言葉が印象に残ってしまう状態でした。自分の未熟さが原因とはいえ、そのような言葉が頭の中を駆け巡り、何も手につかなかった日もありましたし、まだその言葉は心に刺さったまま抜けていません。

気づけば、そのままシーズン終了まで来てしまいました。「あの時もっとこうしていれば」「こんな企画をやっていれば」。自分の弱さが産んでしまった結果ではありますが、やらなかったこと、できなかったことへの後悔ばかりが残っています。この1年を通して、皆さんに楽しんでいただけるような動画をお届けできなかったこと、今までの広報部員が築き上げてきたモバアルZの価値を十分に守れなかったことを、本当に申し訳なく思っています。

以上、今シーズンの言い訳でした。

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改めて3年間を振り返ってみると、アルビレックス新潟では、たくさんの素晴らしい経験をさせていただきました。

毎試合、ビッグスワン全体に響き渡るサポーターの大声援、初めて進出したルヴァンカップ決勝の、何とも形容し難い興奮、そして、どんなに苦しい状況でも選手の背中を押し続ける皆さんの姿、これらのかけがえのない思い出は一生忘れることはないと思います。

ここまで関わってくれた選手たち、チームスタッフや強化部の方々には、本当にありがとうございました。皆さんの素晴らしい人柄に触れ、そして、皆さんが自分のことを受け入れてくれたから、私はこのチームに溶け込むことができましたし、何よりも、プロフェッショナルとしてサッカーに向き合う姿勢から、多くのことを学ぶことができました。

新潟県外出身で、新潟に縁もゆかりもなかった自分がこんなにもアルビレックス新潟のことを好きになるとは思っていませんでした。本当にアルビレックス新潟が大好きです。

最後になりますが、来年からは船越優蔵監督率いるアルビレックス新潟をスタンドから応援したいと思っています。3年間ありがとうございました。

以上、平澤でした。