誰を思って

前節、徳島ヴォルティスをホームに迎えた一戦は、徹也にとって待ちに待ったデンカビッグスワンスタジアムでのデビュー戦となりました。左サイドバックとして90分間、攻守にわたって走り抜いたその姿は、多くのサポーターの目に焼き付いたはずです。
この日、徹也には特別な「原動力」がありました。チャンスに恵まれなかった中で迎えた一戦を、自分が生き残るための分水嶺と定めたという、鬼気迫る気持ちに加え、3人のお子さんたちとともに入場行進をするということ。徹也は徳島戦前日にスタメンを知り、急遽家族と段取りを進めて、エスコートキッズを実現させていました。父親である徹也の誘いに、意外にもお子さんたちは落ち着いた反応だったそうですが、徹也自身にとっては、「自分がプロサッカー選手として戦っている姿
