完成させる
國井です。
【高知キャンプ21/32日目】高知でトレーニングを開始して3週間となりました。チームと毎日寝食を共にしていると、少しずつですが選手たちのプライベートな一面も含めて分かってきたような気がします。昨年から継続してくれたメンバーがほとんどですが、広報にももう一歩踏み込んでコミュニケーションをとってくれるのは、本当に嬉しく思います。しかし、泰基選手は國井をいじりだす青年になり、久しぶりとはいえ森選手とはポルトガル語で「ボンジーア」と挨拶を交わすこともあり、ちょっとずれてしまったかなと反省しています(笑)。それでも、チームに一番近くいさせてくれるクラブに、さまざまな還元をしなければいけないという強い気持ちに変わりはありません。
これまでの3週間、取材といえば大中さんが毎日、新潟日報の紫竹さんは一度新潟に戻りましたが、ほぼ毎日お越しいただいていました。早々にお越しいただいたNSTさん、NHK新潟さんにとても感謝していますが、数人の取材が続くことに少し寂しい思いを抱えつつ、それでもクラブの立ち位置を理解し、チームの発信をしていたつもりです。しかし、今週からはみなさん、ご期待ください。昨日からはスポニチ新潟支局の渡辺さん、日刊スポーツの斉藤さんが加わり、明日からはFMPORTの松村さん、エルゴラッソの野本さんと、目利きが厳しく、でも優しい報道関係者がトップチームを発信してくれます。あと、ご取材経験はないようですが、朝日新聞新潟総局さんも明日からお越しいただけます。
さらに、もう少しすればTeNYの内田さん、NSTさんは2度目の高知、先日お伝えしたようにUX21からは大西さんも到着する予定で、一気に開幕ムードを色濃くしていただけると期待しています。選手たちにはトレーニング以外で負担をかけてしまうことに、申し訳なさももちろんありますが、新潟で待ってくれているサポーターの皆様を思えば、選手たちもはりきって対応してくれます。
デジッチのような企画に協力してくれているのは、大武選手・戸嶋選手・新太選手。今のところ川口選手はカメラを向けられる立場。長岡市出身選手が白い歯を見せて笑うシーンが撮影されていることを願いながら、今日の練習を見ているとサイドからのクロスを確かめるように打ち込んでいる姿がありました。「ある程度守備は去年の積み上げがあるから」と、感じていますが、攻撃は未完成状態と危機感を募らせています。
攻撃のときに「ここにいてほしかった」というシーン「自分もここにポジショニングしなければいけなかった」と反省するシーンは共有しながら修正すること。サイド攻撃が有効だった昨年を踏まえ「中央の攻撃精度が高まれば、もっとサイドが有効になる」と、何度もビルドアップに参加して体験を染みこませるつもり。慌てることはありませんが、少しでも開幕時点の「チームの完成」のために、芝を踏み、ボールを蹴り、体をぶつけ合いながらチャレンジを繰り返していきます。