形をつくる
國井です。
【高知キャンプ20/32日目】昨日は高知キャンプで3回目の休暇でした。多くの選手がSNSで発信していたように、2月2日は選手たちだけで夕飯を食べに出かけ、決起集会を行いました。開始前、野澤選手から「キャンプの残り半分と今年1年を、このメンバーで楽しく盛り上げながらがんばっていきましょう」と挨拶があって、若手からベテランまで楽しく過ごした様子です。昨日は散髪をする選手、チームメイトと高知のメインストリートに出かける選手など、いいリフレッシュになりました。
そして、今日から再開したトレーニング。明日の練習前にカマタマーレ讃岐とのトレーニングゲームの映像を見ながら、伸ばすべきポイントと修正部分が選手たちに伝えられるそうですが、すでにメニューの中には落としこまれているようです。攻撃選手のシュート練習はパス&ゴーを強く求め、守備選手には揺さぶりと縦パスを打ち込むことへの要求が高かったと思います。オフ明けで「コンディショニングとアジリティの向上」をテーマに置いた片渕監督でしたが、見る先は次のゲームという印象を受けました。
キャンプ地に到着して以降「健太とヒゲを剃らないと約束したのに、あいつは剃った」と、もみあげとひげの境界線はなく、頬まで蓄えたひげを触りながら笑う大武選手。大きくて遠くまで響く、とおりのいい声を持つ大武選手は加入3年目にしてチームの柱というオーラがあります。練習で覇気を見せる一方、その裏でひとつ広報からの頼みごとを先日に完了させてくれました。それはUX21さんから要望のあった「選手のプライベート動画の撮影」です。今週半ばに取材にいらっしゃるUXさんに動画を確認いただいてからとなりますが、おそらく放送は2月13日。正直に言って「大武さんに手伝ってもらってよかった」という感想。
放送をお楽しみにしてくださればと思いますが、動画チェックしてみると若手選手からベテラン選手を食事会場・移動の車中・ホテルの部屋と、さまざまなシチュエーションで撮影してくれました。出演選手の人柄をよく分析した構図になっていて、お腹を抱えて笑ってくださるサポーターもいらっしゃるかと思います。ディレクターとしてセンスを見せる大武選手もサッカーのチャンネルは別。
ボールを保持する攻撃に着手しているチームに手ごたえを持っていますが「今はできていても、同カテゴリーのプレスは未知数」と、油断なくブラッシュアップしていきます。また、ビルドアップに意識を傾けつつ「相手の裏を狙う優先順位は忘れてはいけない」と、昨年から積み上げたものをさらにパワーアップさせ、新しい新潟の形を完成させるつもりです。「自分が試合に出られる保障はどこにもない」と、全方向に目を配り、戦い続ける覚悟を大武選手は見せています。