CONTENTS

新潟へ

國井です。

 

【高知キャンプ32/32日目】キャンプ最終日となりました。到着した頃は、これから先の1ヶ月がすごく先のことのように過ごして来ましたが、こうして最終日を迎えると、ものすごくあっという間であった気がします。非公開でのトレーニングマッチの準備をしている選手たちを見つめつつ、トレーニング時に撮影した画像を見返してみると15,186枚が保存されています。日に日に軽装になってトレーニングをしていく選手たちは(大武選手のヒゲも徐々に伸びています(笑))、序盤のフィジカルメニューを乗り越え、ボールワークでフィーリングを合わせていく様子がおさめられています。

 

写真を振り返るだけでも、着実にチームとしての成長は進んでいるなという印象です。早く選手たちの躍動を新潟で待つサポーターの皆さんにも見せてほしいと強く思っています。キャンプトレーニング最終日の練習試合。太陽が雲に隠れて寒さがありました。選手たちは一様に集中した表情を続け、しっかりと戦い抜きました。試合後、選手たちをロッカールームに集合させた片渕監督は、静かに口を開き「長い期間のトレーニングをよくがんばった」と、称えていました。1ヶ月に及ぶキャンプを経て「これが俺たちのサッカーなんだ」と、選手たちに語りかける片渕監督。労いの言葉はかけますが「まだ何も始まっていない。来週からが勝負だ」と、一体となることを強調していました。

 

ロッカールームの張り詰めた空気は、片渕監督の重い言葉と選手たちの疲労がつくりだしたのかもしれません。「みなさん、新潟に帰るまでが高知キャンプです」と、笑顔で片渕監督が話せば一気に雰囲気が柔らかくなり、手前味噌ですが本当にこのチームが好きだと心から思いました。最後の締めの挨拶に任命された加藤キャプテン。「しっかり休んで、来週から京都戦に向けて戦っていきましょう」と、力強いコメントがありました。加藤選手の中でも、目指すべきキャプテン像が見えてきているはずです。ホームタウンである新潟に戻り、J2リーグ開幕に照準を合わせてトレーニングを積んでいくのみです。

 

1ヶ月前に「バスで高知に行く」という報道で驚かれたと思いますが、もちろんこれからバスで帰ります。新潟から手分けをして運転してきた車は、スタッフが乗り合いで交代しながら運転して帰ります。公式戦さながらのタイムスケジュールで練習試合をしたことは、スタッフの皆さんも業務の感覚がつかめたと思います。直後に12時間ほどの移動は体力的にきついと思いますが、ここは助け合いです!チームは明日とあさってがお休みとなります。激動の1ヶ月を過ごした疲れは、家族などとゆっくり過ごして癒してほしいと思います。

 

いよいよ来週からは新潟でのトレーニング。開幕ダッシュを成功させるためには、皆さんの熱い応援が必要です。クラブハウスにお越しいただけるようであれば、ぜひ選手たちに激励の言葉をかけてあげてください!よろしくお願いいたします。