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使命感を胸に

國井です。

 

みなさん、ご無沙汰しております。無事に新潟に戻ってきたトップチームは、今日からホームの新潟でトレーニングを再開させました。トレーニング前に、ロッカールームに続々と入っていく選手を見ていると、本当に気持ちが高揚します。「このメンバーで戦うしかない」という片渕監督の言葉が脳裏をよぎり、選手たちにはホームである聖籠町のクラブハウスのピッチで切磋琢磨してほしいと願います。

 

新潟での久しぶりのトレーニングを見学にお越しいただいたサポーターは57名(國井調べ)。平日の日中ということもあり、もっと少ないだろうと考えていた國井の予想をはるかに超えるサポーターが来てくれたのは、選手たちにとってこの上ないエネルギーになったと思います。2日間のオフを経て集まったこともあり、トレーニングメニューは軽めの調整の印象でしたが、温かい視線をお送りいただいたサポーターの皆さんには心から感謝したいと思います。

 

アルビレックス新潟では毎年、新潟市と聖籠町の小中学校の卒業式・入学式向けに選手からのメッセージカードをお送りしています。今日のトレーニング後、選手たちに記入のお願いをしました。締め切りは少し先に設定していますが、即日で記入するメンバーが何人もいました。加藤選手はリラックスルームで「目標を持ってほしい」という願いを込めて記入し、戸嶋選手は広報部の部屋の椅子に腰を降ろし、悩みながらメッセージを書き進めていました。

 

すべての記入を終えた戸嶋選手に、多くのサポーターが見学に来てくれたことを話すと「寒くて雨のなか、こんなに来てくれたのは想像以上」と、嬉しそうに言いますが「期待を感じ、責任感や使命感に燃えている」と、サポーターに笑顔を届ける意気込みを口にしています。「リラックスに近いメニューであったが、自然と『やらなきゃ』と思った」戸嶋選手は、サポーターのためにと、ひとつ意識を高めてボールを追いかけていたそうです。

 

再開した新潟でのトレーニング。戸嶋選手は「キャンプを終えてチームとしての形、また手ごたえをつかんだ」と、充実振りを話し、新潟での最終調整に意欲を高めています。チーム力の向上には「やるつづけること。開幕戦で勝つ気持ちでエネルギーを出していく」ことが必要だと、プレーで見せ周囲を引き上げていくつもりです。「1/42試合目という見方もできるが、開幕という注目が集まる試合に勝つことができれば自信につながる。スタートを大事にしたい」と、スタミナを惜しみなく費やし、ゴールに向かってプレーする戸嶋選手がスタンドを沸かせてくれるはずです。