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すぐに立ち上がる

國井です。

今日はJ1リーグが開幕となり、いよいよサッカーシーズンの到来という時期です。SNSでは、オレンジの1stユニを画像で掲載しているサポーターもいらっしゃれば、2ndユニやGKユニをアップしている方も見られ、付随するコメントを読むと、本当にワクワクした思いがこみ上げてきます。これまでもそうだったように、リーグ戦は長いようであっという間に過ぎていくと思いますので、新潟のユニフォームに袖を通して躍動する選手たちのプレーを目に焼き付けていきましょう。

そして、今日のトップチームは非公開でトレーニングを実施しました。練習内容を図り知ることはできませんが、片渕監督は「昨年のターゲットに合わせてくるようなサッカーではなく、ボールポゼッションをしてくる印象」だと京都を分析しています。開幕前の情報が少ない中で、想定される相手の動きをチームで確認したのではないでしょうか。また、「自分たちのパワーを出そう。状況に応じてやってきたことを最大限に発揮していこう」と、選手たちに語りかけたことから、長いキャンプで培ったプレーを優先にして、相手に対抗していくことでしょう。

開幕が近づくほど、選手たちの表情は力強く変化していきますが、レオナルド選手は昨日の練習でも惜しみない守備のランニングを見せ、状態のよさを感じさせてくれました。「ブラジル人でも、日本人と同じくハードワークは求めている」と、片渕監督が厳しい口調で高知キャンプ中に何度も言っていましたが、それをよく理解してスプリントしていた姿を思い出します。キャンプ当初こそ、コンタクトプレーを受けて止まるしぐさがあった印象ですが、今は倒れてもすぐに立ち上がって駆けていきます。

「試合に出られるなら、キャンプでやってきたことを表現していい結果を出す。それが自分のやるべきこと」と、攻守ともに奮闘する意気込みのレオナルド選手。挨拶の日本語のイントネーションはほぼ完璧のレオナルド選手ですが、プレーの最中もコミュニケーションが盛んであり「いいコンビネーションが発揮できる」と、国籍関係なく連携面に自信を覗かせます。

加入時の会見で「J2得点王」を目標に掲げたレオナルド選手ですが、それよりも「J1昇格というチーム全体の目標達成が第一」と、シルビーニョ選手同様に個人プレーに走ることはありません。誰一人欠かすことができないチームの中で、結束力の高さがブラジル人選手から感じられるのは本当に嬉しいことです。練習試合でたびたびゴールを奪ったレオナルド選手が、開幕戦のピッチに登場するかどうか注目をしていきたいと思います。