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2019シーズンの始まり

 

國井です。

2019シーズンが開幕しました。昨日は京都駅前で後援会員さんの決起集会も開催され、本当に力強い熱を感じさせていただきました。今朝に会場へ到着すると、続々と新潟サポーターがご来場され、自然とモチベーションが高まる自分がいました。選手たちを乗せたバスの到着とゲートのオープン時間が重なり、お出迎えが少なく寂しいなと思いましたが、その気持ちを吹き飛ばす声援が試合前から響いていました。

会場に到着した監督をDAZNのインタビューへ案内している途中、監督から「いよいよだな」と、固い握手をしていただいたことで、ひとつ背筋が伸びました。アルビレックス新潟をシーズン最初から指揮することに、相当な重圧がかかっていると思いますが、さわやかな笑顔は決意の証し。悩んだ末に信頼して選出したメンバーと共に、片渕監督は今シーズンの開幕戦に臨んでいきました。

試合をご覧いただいた皆さんはどのような感想を抱いたでしょうか。もちろん結果を最優先に考えれば勝点3につながらなかったことは大きな反省です。しかし「勝点ゼロを1に、1を3に」と、新体制会見で話した監督の言葉を聞けば、負けないことが必ず今後にいきてきます。どの選手も今週は特に守備の手ごたえを話していたように、固い守りは観戦する側としても安心感があったように思います。

新井選手もその守備の安定に大きく貢献してくれたひとり。新井選手の先発出場は、一体どれほどのサポーターが予想できたでしょうか。そして、実際のプレーをご覧いただいて、非常に頼もしい印象を感じた方も多いはずです。つい先日まで練習生として参加していた新井選手。以前の当ダイアリーで、新井選手の加入内定発表日に触れましたが、よくここまで粘り強いプレーを見せてくれて、「我々の力になってくれているに違いない」と片渕監督に言わせてみせた、すごい大学4年生です。

今日の後半、新井選手から低い弾道のフィードがレオナルド選手の足元にぴたっと納まったシーン。目を丸くした方はたくさんいたと思います。高知キャンプでもたびたび見られた思い切りのいいプレーが、新井選手の持ち味。相手とのコンタクトプレーも臆せずぶつかり、周囲は鼓舞させられているようでした。なかなか加入先が決まらず、練習生として参加している頃は、広報が選手に向けるカメラにさえ写ってはいけないようなしぐさを見せた新井選手(その話を先日したときに「バレてましたか(笑)」と言っていました)。悔しさや苦しさをすべて放出するように、力強く戦った新井選手は、これからも注目株のひとりになるでしょう。

アルビレックス新潟にとっての新春を迎えた今日ですが、四季の移ろいと共に喜怒哀楽が待っているのは避けられません。どんな苦難が待っていても、全員で最後まで戦い続けたいと思います。皆さんの応援が何よりの力になるのが、今日改めて分かりました。スタートラインを超えたアルビレックス新潟を、これからも支えていただきたいです。よろしくお願いいたします。