ここから先のステージへ
広報部に着任した2018年1月初め。まだ、チームが始動する前の静かなクラブハウスには、早川選手の姿がありました。数週間前にトレーニングを再開したばかりの彼は、色白で身体も細く、毎朝決まった時間にニットキャップに丸眼鏡のスタイルでクラブハウスに現れると礼儀正しく挨拶をし、トレーニングルームに入って行きました。
高知キャンプが始まると、再び静かな時間が流れるクラブハウス。「行ってきます!」と広報部屋に声をかけ、深々と雪が降る日も、彼は欠かさずにランニングを続けていました。室内トレーニングではアカデミーの五十嵐フィジオセラピストのメニューで身体を鍛え、「病気をしてから汗をかきにくくなって」と言いながらも、その額には大粒の汗が光っていました。