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松橋 力蔵 監督 9月10日(土)vs FC琉球 試合後コメント

本当に多くのサポーターの皆さんに囲まれた中で、しっかり勝利を届けられたことが非常にうれしく思います。試合は前半、ボールを握っていながらも崩し切れず、いくつかチャンスがありましたが、その一瞬の中で決め切れず。難しいゲームでした。後半は小さなことかもしれませんが、それぞれの特徴を少しずつ出していったことで、最初の1点も(渡邊)泰基に関しては唯一ああいうロングスローを投げられる選手ですし、チャンスがあればということは今週の練習でセットプレーのコーチからも指示がありましたし、そういった中で取れて良かったです。それぞれの特徴が、前半よりは色濃く出た後半。そういう中でのスコアだと思っています。

 

--声出し応援の雰囲気について。
 

本当にうれしい限りです。普段あまり部屋から出ずに、試合の直前までこもっているのでが、ちょっと見たいなとウォーミングアップルームまで足を運びました。やはり、こういう雰囲気で選手の後押しをしてくれることに感謝の気持ちでいっぱいで、これが当たり前だと思ってはいけないと自分に言い聞かせて、部屋に戻りました。

 

--後半の指示について。


2人で横パスを続けていたので、3人目で縦に入って前向きを作ろうと指示をしました。序盤に秋山裕紀と伊藤涼太郎の間で行われて、推進力が出たことで相手の中央やサイドでほころびができました。時間の問題かなとは思いつつ、なかなか開かない中であの1点が口火になったと思います。

 

--アレクサンドレ ゲデスが初得点を挙げた。
 

アレックスは来日してから、なかなかコンディションが上がり切らず、チームの中の関係性、プレーの中でのコミュニケーションの難しさから、彼の本来の強みをなかなか出せていない日々が続いていました。もしかしたら今日の得点はラッキーだったのかもしれませんが、日頃、不満を抱えているかもしれないけれど、それをおくびにも出さずに黙々とやっている姿を見せていました。

泰基に関してもそうで、そういう言い訳をする選手でなければ、こういうときに女神は笑ってくれるんだと思いました。そういう意味でも、非常にいい活躍をしてくれました。これを機にわれわれの強みになれるように続けていってほしいと思います。