「アレックス（アレクサンドレ ゲデス）は来日してから、なかなかコンディションが上がり切らず、チームの中の関係性、プレーの中でのコミュニケーションの難しさから、彼の本来の強みをなかなか出せていない日々が続いていました。日頃、不満を抱えているかもしれないけれど、それをおくびにも出さずに黙々とやっている姿を見せていました」。これは、一昨日、琉球戦の試合後会見での松橋監督のコメントです。試合当日のモバアルＺでも配信しているので、すでに読んでくださった方も多いと思いますが、アレックス選手の新潟初ゴールまでの長く苦しい道のりを見てきた松橋監督にとっても、琉球戦でのアレックス選手のゴールはとても嬉しかったに違いありません。いつも会見室へは松橋監督と言葉を交わしながら、ゆっくりと歩いて行くのですが、「あのゴールをアレックスの家族に見せてあげられなかったのが残念です。ちょっと間に合わなかったですね」と、アレックス選手の気持ちを代弁するかのように話していて、いかにも温かく静かに選手に寄り添う松橋監督らしいと思ってしまいました。