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【コラム】えのきどいちろうのアルビレックス散歩道 第493回

「ライジングスター」

 

 J1第4節、新潟×川崎。

 川崎フロンターレ戦を楽しみにしていたんですよ。一般的にアルビのライバルは「川中島ダービー」の甲府ということになってると思うけど、僕は川崎のイメージが消せないでいる。03年J2最終節、J1昇格の歓喜に沸くアルビのかげで、悔し涙を流したのが川崎でした。僕はあの日、等々力の記者席で「ドラマを超えたドラマ」を見た。アルビとフロンターレはJ2の好敵手だったんです。

 

 ともにJ1に舞台を移してからも互角の戦いを続けました。ビッグスワンは長い間、川崎にとって鬼門であり続けた。09年、「アウェイ新潟11連敗阻止キャンペーン」と称して『11回目のプロポーズ』企画を実施して来たのは語り草です。だから川崎戦はぜんぜん苦手意識がない。たとえ「J1浦島太郎」と笑われようと川崎戦を待ちこがれる感じだった。

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