「自分はマリノスからレンタルで来ていて、同じJ1の舞台でマリノスと戦えるのは意味があると思っています」。横浜F・マリノスから期限付き移籍中の松田詠太郎選手は契約の関係上、横浜FMと対戦する公式戦に出場することはできません。選手の誰もが次節の出場メンバーを勝ち取るために日々のトレーニングに励んでいますが、今週の松田選手は今まで経験したことのない、少し複雑な想いが心の隅にあるようです。マリノスの育成組織からトップチームに昇格してから、相模原、大宮での期限付き移籍を経て、昨年シーズンから新潟に。「こういう経験は初めてで、少し変な感じもあるし、難しさもあります」と、横浜FM戦を前に素直な胸の内を教えてくれましたが、通常のルーティーンと異なり週末の疲労度を気にする必要がないことをポジティブにとらえることもできているとか。今週はいつもよりも負荷の高い筋トレメニューを取り入れて、来週の試合に向けてアピールできるようにと、いつもと同じテンションで練習に臨めています。