CONTENTS

待ってたよ

「天皇杯での71分間は、まだ探り探りな感じでした」。5月28日・G大阪戦を最後に戦列から離れていた高木善朗選手が天皇杯4回戦・町田戦で公式戦のピッチに帰ってきました。6月24日・柏レイソル戦で左大腿二頭筋を負傷して、全治3週間。実は発表はしていませんでしたが、高木選手はG大阪戦の後にも同じ箇所を痛めていて、チーム練習から離れる時間が続いていました。「ガンバ戦の後は試合に出ていないので、『なんで出ないの?』っていろいろな所で聞かれて、街で『どうしたんですか?ケガですか?』って聞かれることもありました。そこで答えられないのも嫌だったし、隠しているのも嫌でした。ずっと『なんで?なんで?』って言われていて、ようやくベンチ入りしたのに、そこからまた3週は『もう無理だろうな』って。だから、『ケガを発表することで、ゆっくり治せるかな』という想いがありました」。柏戦の後、病院で検査をし正式な診断が下されてすぐに、全治3週間の負傷の発表をしたのは、こんな経緯がありました。

続きを読む