「僕が日本にいるから、お盆の風習にならってお父さんも天国から魂が降りて来て、勝つための力をくれるかもしれないね」。今日の練習後にトーマス･デン選手と明日の湘南戦について話をしていたのですが、「お盆休みを利用して試合を観に来てくれる方も多いみたい」という話の流れから、話題は日本のお盆の風習に。「ご先祖様の魂をお迎えするの？えっ？ゴースト？ちょっと怖い！」とはじめは驚いていましたが、お化けや幽霊のような怖いものではなく、ご先祖様の霊が帰って来ると言われているお盆は、仏壇にお盆飾りをしたり、お墓参りに行ってご先祖様に感謝を伝える伝統行事であることを伝えました。トーマス選手が国籍を持つオーストラリアにも出身地の南スーダンにも、お盆のようなご先祖様を供養する風習はないそうですが、「お父さんもお盆にあわせて、すぐそこまで来てくれているかも」と、日本人らしい先祖を敬う風習を知って、尊敬するお父様のことを思い出していたようです。