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見えたもの

クラブ初となる天皇杯ベスト4をかけた昨日の川崎フロンターレ戦。120分プラスPK戦を戦い抜いたその先には、クラブの歴史を塗り替える結果が待っていると信じていましたが、残念ながら、その壁を超えることは叶いませんでした。120+1分に早川史哉選手が見せた勝利への執念。早川選手自身も「初めて試合で泣いた」と言っていた、あの劇的ゴールは、ここまで4試合すべてをキャプテンとして戦い続けた誇りや責任、さまざまな想いが凝縮されて形になったように感じました。そしてPK戦では、天皇杯のゴールマウスを守り続けた阿部航斗選手が気迫のこもったセービングで勝利への望みをつないでくれました。最後はメンバー外の選手たちもベンチの後ろで一つになり、総力で戦った今年の天皇杯。雷雨で幾度も試合が中断しようとも、過密日程の中、15分間の再開試合を余儀なくされても、記録的な厳しい酷暑の中でも、どんなときもタイトルをかけてチームと共に戦ってくださった皆さん、本当にありがとうございました。

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