マジで勝ちたい!
『ヤンにとってガンバ大阪はどんな存在なのか』。今週末のG大阪との対戦を前に、高宇洋選手にこれまであまり深く聞くことがなかったG大阪在籍時のことを尋ねたところ、最初に飛び出したのは「俺、アルビには負けた記憶しかないです」という言葉でした。高選手が市立船橋高校からガンバ大阪に加入したのは2017年。奇しくも新潟はJ2降格が決まり、私たちが苦しい時間を過ごしていたシーズンです。当時、J3に参戦していたG大阪U23で主にプレーしていた高選手は、ここで負けたら新潟のJ2降格が決定するという第29節・G大阪×新潟を吹田サッカースタジアムのスタンドで見ていました。「小川佳純さん(現・鳥栖コーチ)が点を決めてアルビが1-0で勝ちました。だから、ガンバ時代はアルビには負けた印象があります」。高選手と話をしていると、チームの勝利を信じていても降格の足音が近づいてきて、二度と味わいたくないピリピリとした緊張感の中にいた当時のことを思い出してしまいました。