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奪い取る!

前節・広島戦のアディショナルタイム。遠藤凌選手のボール奪取から繋がれたボールは一度は相手ディフェンダーにはじかれたものの、執念のようにそのボールの落下点に走り込んだ高木善朗選手の右足によって、広島ゴールに突き刺さりました。劇的な同点弾の起点となった遠藤選手のインターセプト。ボールを奪うと「可能性があるボールを前に入れよう」と瞬時に判断し、視界に入っていた長倉幹樹選手にボールを託しました。「負けていたので行くしかなかった。最後はキツかったけど前に詰めて、(星)雄次くんも入って来ていて」と、前半33分から数的不利な戦いを強いられ、相手に押し込まれる時間が続く中、最後の最後まで心を一つにしてゴールに向かい続けた選手たち。「『何としても広島から勝点を取るんだ!』っていうみんなの想いが形になってヨシくんのゴールに繋がったんだと思います」と、遠藤選手は歓喜のシーンを思い返して笑みを見せる一方で、アクシデントに見舞われたとは言え勝利を掴めなかった悔しさを募らせています。

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