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【モバゼコ】試合後選手コメント 5月15日(水)vs 横浜F・マリノス

今日は秋山 裕紀 選手、トーマス デン 選手、谷口 海斗 選手、長倉 幹樹 選手のコメントをお届けします。

モバアルZオリジナルメント「モバゼコ」は、アルビレックス新潟 広報部が試合後の選手に直撃。ゲームの振り返りや手ごたえ、ときには悔しさをテキストでお届けするコンテンツです!

 

MF No.6 秋山 裕紀 選手

---勝利を掴んだ今の気持ちを教えてください。

 

やっと勝てたことにホッとしている。

 

 

---なかなか勝てない時期が続き、副キャプテンとして重圧を感じることはありましたか?

 

副キャプテンとしてどうかというよりは、チームが勝てていなかったから、すべてが自分の責任ではないが、試合が終わった後に何かチームに働きかけられることがあったのではないかということを毎試合思っていた。でも、今日は前線からの守備も本当に良かったし、自分たちが準備してきたものをしっかりとピッチで表現でき、本当に良かったと思う。

 

 

---前半をビハインドで折り返しました。ハーフタイムは何を考えていましたか?

 

先制はされたが、前半の試合内容は決して悪くはなかった。 自分たちとしては後半で1点、2点をしっかりと取れるということはここ数試合で証明してきた。だから、自分たちを信じて、後ろは絶対に失敗しない、ボランチを含めてこれ以上の連続失点はしないという話をしていた。その中でチャンスがあったら決めきるというところをしっかりと表現できたと思う。

 

 

---前線から厳しいプレスをかけ、ボールを回収できていたのは狙い通りの形でしたか?

 

普段の自分たちは前からしっかりとハイプレスをかけるようなサッカーをそこまでしていないが、そういう意味では今日に関しては前からのプレスがいい形ではまった。そのプレスから1点目を取れたから、前線からのプレスでいい流れをつくれたと思う。

 

 

---前節の浦和戦から引き続き、相手のアンカーに対する守備で試行錯誤していたように思います。

 

基本的には2トップで相手のアンカーを管理するということをチームで話していた。ただ、それだけだとCB、GK、アンカーvs2トップで4vs2と数的不利になってしまうから、タイミングを見ながら自分たちボランチがアンカーまでプレスに出るのか、2トップに管理させるのかという部分は、声をかけながらやっていたつもりだが、そこはまだまだ成長できる部分。

 

 

---今日の試合では、前進する際に普段よりロングボールを多用していたように思います。

 

相手は前線からプレスをかけて、人に人を当ててくる分、相手の裏のスペースが空くのはわかっていた。思ったよりも相手がマンツーマン気味でプレスをかけに来たから、シンプルに背後をついて、その背後のところで起点をつくり、押し込む形をつくれた。

そういう部分では、本来の自分たちはあのような長いボールを多用するチームではないが、臨機応変にサッカーができたと思う。

 

 

---今日の試合は今までの試合と違い、2点目を奪われることがありませんでした。

 

やはり連続失点をしないという部分をチームとしては徹底していた。1点目を奪われた時点で、これ以上失点したらマリノスのペースになってしまうのはわかっていた。そういうところでは2失点目を奪われることなく、自分たちに来たチャンスをしっかりと仕留めきれたのが1番大きかったと思う。

 

 

---今日の試合でJ1リーグ初スタメンだった奥村選手に初ゴールが生まれました。

 

やはり、ボランチであれだけ前を向いて、ボールを運べる選手はなかなかいないから、そういう部分でも凄く違いを出してくれた。初スタメンで初ゴールを決めたというのは、彼にとっては本当に素晴らしいことであり、今後それが自信になってくれたらいいなと思う。

 

 

---またすぐに、次の試合がやってきます。

 

ケガ人が出ているのは仕方がないから、今いるメンバーで最善を尽くすために、いいリカバリーをして、いい準備をして、いい形で試合に向かっていきたいと思う。

 

 

---平日ナイターにもかかわらず、たくさんのサポーターがスタジアムに来てくれました。

 

ホームではホーム開幕戦以来勝てていなかったにもかかわらず、サポーターの皆さんもてっぺんを獲ることを諦めずに自分たちの背中を押してくれていた。その分、自分たちは必ず勝利でサポーターに帰ってもらいたいという思いを持って毎日やっていた。それを今日いい形で表現し、勝利を掴むことができた。これを自分たちは続けていかなければならないし、これ以上のものを求めていきたい。

今後も苦しい戦いが続くとは思うが、どんどん強くなって、サポーターの皆さんにこれからも笑顔を届けていきたい。

 

 

DF No.3 トーマス デン 選手

---今日の試合を振り返ってください。

 

まず、今日のチームのパフォーマンスは非常に良かったと思う。最初に先制点を奪われてしまったが、それが悪い方に作用することなく、しっかりと勝ち切ることができたのが良かったと思う。やはり、サポーターの前で勝点3を取ることができ、この数週間辛い思いをしたサポーターが多いと思うから、そういった思いを払拭することができた勝利だと思う。

 

 

---トーマス選手の姿から、絶対にやらせないというような気迫を感じました。

 

やはり、なかなか辛いチーム状況だったから、何か変化が必要だったというふうには思っていて、自分がいい火種になったかなと思っている。それに今日は、チーム全体がすごくエネルギッシュに戦えていたから、それが本当にいい方向に行ったと思う。

 

 

---ロッカールームも盛り上がりましたか?

 

ロッカールームでは幸せが満ち溢れていた。

 

 

---札幌戦以来の出場でフル出場。コンディションはいかがでしたか?

 

自分が思ってるよりもコンディションは非常に良かった。今はケガ人が続いてしまっているから、そのタイミングで戻ってこられて本当に良かった。

 

 

---2点目のシーンではトーマス選手の持ち運びが起点となり、得点が生まれました。

 

自分がボールを受けたタイミングで自分の前にスペースがあったから、持ち上がれると思いドライブしていった。ある程、度相手のディフェンダーを引きつけたタイミングで(鈴木)孝司にパスを出した。そして孝司が(谷口)海斗に素晴らしいパスを出してくれた。そのあとは海斗が本当にパーフェクトなゴールを決めてくれたと思う。

 

 

---強烈な個の力を持った前線の選手との対峙はいかがでしたか?

 

やはり、アンデルソン ロペス選手もヤン マテウス選手も非常に強力な力を持ったアタッカーであった。だから、常に100パーセント集中をしてないとやられてしまうという危機感があった。だから、自分としては常に足元に入ってくるボールや裏のボールにをしっかりと準備をして、100パーセントの力で戦っていた。

ただ、自分としてはやはり自己反省が必要だと思う。このあと、家に帰ってしっかりと試合を見直して、何個かミスはあったと思うから、そういう部分も含めて自分としてはもう少し反省をしていきたい。

 

 

---たくさんのサポーターが平日にもかかわらず集まってくれました。

 

とても素晴らしいサポートをしてくれたと思う。やはり、その後押しが選手のモチベーションをすごく上げてくれた。本当にここ2、3週は結構辛い思いをさせてしまっていた。それでも、しっかりと平日の夜にもかかわらずスタジアムに応援をしに来てくれて、しっかりと110パーセントの応援をしてくれて、それが勝利につながったと思う。

 

 

FW No.7 谷口 海斗 選手

---長谷川巧選手のアクシデントによる交代出場となりました。準備が難しかったのではないでしょうか?

 

ウォーミングアップをしっかりしていたから、まったく問題なく準備が整っていて、いつでも大丈夫な状態だった。日頃から常に出番が来ると思ってやっているし、これまでやってきた中で、今日のような出場も多かったから、しっかりと準備はしていた。

 

アクシデントでの出場とは思っておらず、スパイクの紐を縛り直すだけの状態で、“よっしゃ”という感じだった。

 

 

---自身のプレーぶりや、逆転ゴールの場面はいかがでしたか?

 

プレーの入りはミスがあったのだが、みんなにカバーしてもらいつつ、ゴールに向かう姿勢は見せたかったし、得点があげられてよかった。何より複数得点をチームで奪ってゲームをひっくり返せたことが良かった。

 

ゴールのところは、(鈴木)孝司くんと常にコミュニケーションをとっていたことがある。自分がサイドに入ったら、今日のゴールの時に走り込んだコースは以前から取りに行くということを話していた。孝司くんはそういう動きを見てくれる選手だし、あの時は自分もラインを見ながら入り込んでいて、完璧なタイミングでいいボールをもらい、ファーストタッチでは迷わず左にボールを置いて足を振った。狙い通りニアを思い切り打ち抜けて良かった。

 

 

---谷口選手はゴールを決めて、スタンドに駆けて行きました。

 

追い抜くためにはサポーターの皆さんの力が必要だと思っていたから、逆転ゴールを決めることができて、気持ちが昂った。相手にダメージを与えられたし、チームを盛り上げてくれたサポーターに感謝したい。それに、自分自身はJ1リーグではホームで決めることができていなかったから、ビッグスワンでゴールを決めることができて良かった。

 

 

---数試合にわたって複数失点が続いたチームに、今日の勝利は何をもたらしますか?

 

結果的に失点の多さは挙げられるが、攻撃陣としての想いは、失点を上回ってゴールを取れば勝てるということ。攻撃陣だからといって、守備ももちろんスイッチを入れていく仕事の意識もあるが、やはりこれからもゴールでチームを牽引していきたい。日頃から勝利をつかむんだという想いは全員が持っているが、今日はその部分をより強調して体現できたと思う。

 

結果が出ないとなかなかいい方向が見えにくくなるから、まずは今日の結果から雰囲気を上向かせると思う。しかし、まだまだ連戦が続くからこれからも繋げて行きたいし、雰囲気が上がるほどプレーの質も上がっていくから、みんなで頑張っていきたい。

 

 

---次節はアウェイゲームで湘南と戦います。どのような準備をしますか?

 

時間は限られているから、できるだけリカバリーをしないといけない。プロ意識の高いチームだから、そういう部分はそれぞれがしっかりといい準備をするし、練習の中で高い質を求め合って取り組んでいきたい。

 

 

---ルーキーの奥村選手が3点目を決めました。

 

2-1の時間帯は守備に追われることもあり、なかなか苦しかったから、あの場面で決定づけるゴールを決めてくれて救われた。チームにとって本当に大きなものだった。

 

若い選手がゴールを決めることで、チームとしてよりいい雰囲気につながっていくし、出番のなかった選手たちにとって、次は自分だと思えるきっかけの一つになるはず。

 

 

---今日は軍団星の軍団長の星雄次選手と左サイドを形成していました。

 

プレー中にたくさん話しながらプレーした。雄次くんは自分のポジショニングを見てくれるし、運動量が豊富で、すごくサポートをしてもらっている感覚があったから、自分はやりたいことに集中して全力を出せた。

 

チームを助ける、勝利に繋げるプレーを続けようと考えていて、攻撃では雄次くんがオーバーラップをいいタイミングでしてくれるから、何度もチャンスをつくることができた。雄次くんにパスを出す出さないの判断を自分がしている中で、より自分がゴールに近づけるような動きもしてくれていたし、さすが軍団長だなと思った(笑)。

 

 

FW No.27 長倉 幹樹 選手

---今日の試合を振り返ってください。

 

1試合の中で自分にチャンスが1回はあるし、今日の試合では何度かあったから、ゴールと決めたいと思った。しかし、結果的にチームは勝つことができたから、それが一番いいこと。

 

 

---守備では労を惜しまずプレスをかけ続けていました。

 

後ろの守備の選手たちのためにも、前から頑張って制限をかけていくことは心掛けている。うまくいかないこともあるのだが、今日は後ろの選手が回収してくれるから助けられたと思っている。

 

今日の試合ではゴールキーパーにプレスをかけることで、タイミングが良ければ相手は蹴るし回収もできていた。後ろの選手が回収してくれることで、自分はより積極的に行ってみようという勇気が持てたし、取れることも多かったから何度も行くことができた。

 

 

---鈴木選手とコミュニケーションをとるシーンも多く見られました。

 

前半の途中までシュートを打つ場面をつくれていたのだが、相手の守備にうまく対応されてしまったところもあって、そのことを試合中に孝司さんと話していた。自分一人の力だけではなく、選手同士の関係性で崩していくことも必要だから、そのためのコミュニケーションをとっていた。例えば、相手がマンツーマンで対応してくる中で、最初にバンっと当たってくるから、落ちる動きのタイミングの話だったり、視線を合わせてワンタッチしようなどといった話をしていた。

 

 

---今日の勝利がチームにもたらすものはどんなことですか?

 

これまで勝つことができていなかった状況で、今日の試合は実力のある相手に勝てたこと、悪い流れを断ち切れたことの2つの意味で大きなものだった。あとは、個人的には数字にこだわっていきたいと思っている。自分がゴールを取ればチームが勝てる可能性を広げることができる。

 

 

---勝利の喜びをサポーターと分かち合えたことをどのように感じていますか?

 

やはりサポーターの応援の力で走れると改めて感じた。勝利の瞬間の皆さんの喜ぶ姿を見て、疲労を感じないほど嬉しくなり、同時に次の試合でも勝ちたいと思った。応援の力は自分たちのパワーに繋がるのは間違いないことなので、次の試合でも応援をお願いしたい。