【アイノモト vol.51】入江 徹コーチ
モバアルZの定期コラム「アイノモト」は、2020年からモバゼーにたびたびコラムを寄稿していただいた野本桂子さんによるテキストコンテンツ。今季はクラブオフィシャルライターとしてチームの今を届けてくれます。10年以上、ほぼ毎回のトップチーム活動に取材へお越しになり、チームの紆余曲折を見守ってきた野本さんが注ぐチームへの愛情、記者としての独自の目線、愛とEYEで綴る「アイノモト」をご覧ください。
新潟らしさの根底にあるのは、ハードワーク。
直近の公式戦3試合で、連続無失点。失点が止まり、守備に手応えを感じてきたチームを支えている1人が、入江徹コーチです。
入江コーチは現役時代、柏レイソル、ヴィッセル神戸、ガンバ大阪でDFとしてプレー。引退後の2008年から、新潟のアカデミーや新潟レディースを指導してきました。2022年、松橋力蔵前監督体制が始まる際、トップチームのヘッドコーチに就任。昨季は松橋前監督の勧めにより、トップチームコーチを務めながら、JFA公認のS級ライセンス(現・Proライセンス)を取得。指導者としての見識を広げました。そして今季も、寺川能人強化本部長からトップチームコーチに任命されました。
新たに樹森大介監督、吉本岳史ヘッドコーチが就任する中で、入江コーチは、自身が何をすべきかを考えました。「チームが変わると聞いていたので、いろいろな面でのサポートが必要になるんじゃないかなと思いました」。今季はスタッフも選手も変わる。スタイルまではそんなに大きく変わらない。そうした中で、新潟をよく知る入江コーチが買って出たのは、主にメンバー外選手の指導。
「遠征に行かずに残っている選手たちの