【アイノモト vol.56】舞行龍 ジェームズ
モバアルZの定期コラム「アイノモト」は、2020年からモバゼーにたびたびコラムを寄稿していただいた野本桂子さんによるテキストコンテンツ。
今季はクラブオフィシャルライターとしてチームの今を届けてくれます。
10年以上、ほぼ毎回のトップチーム活動に取材へお越しになり、チームの紆余曲折を見守ってきた野本さんが注ぐチームへの愛情、記者としての独自の目線、愛とEYEで綴る「アイノモト」をご覧ください。
「サポーターの声を聞いた瞬間、涙が出た」
今季のホーム初勝利が決まった瞬間、スタジアムはサポーターの大歓声に包まれました。ピッチには、倒れ込む選手。抱き合う選手。笑顔の選手。そして、涙を拭う舞行龍ジェームズ選手の姿が見えました。
「あれは、うれし涙です。試合が終わって、サポーターの声を聞いた瞬間、何か分からないですけど、涙が出たんですよ」。
一度はリードしても、終盤に追いつかれて勝点を落とし続けてきた、今季のホーム戦。今回も2-1に逆転した71分以降、湘南の猛攻を受け続けましたが、なんとか