【アイノモト vol.65】白井永地
モバアルZの定期コラム「アイノモト」は、2020年からモバゼーにたびたびコラムを寄稿していただいた野本桂子さんによるテキストコンテンツ。
今季はクラブオフィシャルライターとしてチームの今を届けてくれます。
10年以上、ほぼ毎回のトップチーム活動に取材へお越しになり、チームの紆余曲折を見守ってきた野本さんが注ぐチームへの愛情、記者としての独自の目線、愛とEYEで綴る「アイノモト」をご覧ください。
柏から新潟の一員へ。「このチームを残留させたい」
プロ歴12年目。29歳のボランチ・白井永地選手は、思い入れのある柏レイソルを離れ、完全移籍でアルビレックス新潟の一員になることを選んでくれました。
「このチームの一員になったからこそ、このチームを残留させたい。本当に、勝ちたいですね」。
ボランチは、今夏、宮本英治選手がファジアーノ岡山へ完全移籍、秋山裕紀選手がSVダルムシュタット(ドイツ)へ期限付き移籍。そこに、白井選手と植村洋斗選手(ジュビロ磐田から期限付き移籍加入)が加わりました。
柏アカデミーで育った白井選手ですが、プロキャリアのスタートは高校卒業後の2014年、水戸ホーリーホックから。そこで6シーズンを過ごし、20年から岡山、22年から徳島ヴォルティスでプレー。そして24年、10年越しで、柏へと“帰還”したのです。
「まさか帰ってこられると思っていなかった舞台でプレーして、本当に幸せを噛み締めた試合もありました」。井原正巳監督率いる柏では、キャリア初のJ1で37試