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組んで進む

國井です。

 

【高知キャンプ23/32日目】キャンプトレーニングも残すところ10日間となった今日。トップチームは高知県からバスに揺られて2時間半をかけて、岡山県の政田サッカー場へ赴きました。キャンプ最終盤に突入したチームは、今日を含めて4回のトレーニングゲームを実施します。結果にこだわる闘争心、ゲームの流れを読んだプレーを磨き、試合を重ねるごとに見つかる課題をつぶしていく段階に入り、選手たちはより強い覚悟をもってプレーしなければなりません。

 

会場に到着すると、平日にしては非常に多くの岡山サポーターが応援に駆けつけていた印象です。政田サッカー場はファジアーノ岡山の練習会場でもあり、選手とサポーターが触れ合うファンサービスエリアの導線など工夫されているなと感じました。あれだけ多くのサポーターがご見学にいらっしゃるというのは、地域との密着があるからこそ。新潟も学ぶべき点は多いと思いました。

 

今日の試合は45分ゲームを3本。それぞれのゲームでゴールに迫るプレー、逆にピンチを迎えた場面がありました。その場で解決できるものは声を掛け合っていましたし、映像でじっくり分析するようなシーンは後日、スタッフから示されます。試合後には選手同士で活発に話し合っている姿もあり、今日の敗戦を意義深いものにしようとポジティブな空気がチームを包んでいます。

 

なかでも、1本目と2本目の間のハーフタイムは選手間の話し合いが止まりませんでした。「そろそろオレしゃべっていいかな」と、片渕監督ですら聞き入っていたいほど、選手たちは真剣に微細なところを確認しあっています。「本当にいいことだ」と、チームの活発な意見交換を褒めてから修正点を話し始めた片渕監督。相手の狙いは全員が察しているため、言葉少なですが、攻撃の工夫を求めているように聞こえました。誰かに任せる、誰かのせいにする雰囲気は一切なく、自分たちでどうにか打破しようとするこの空気を持続させていくことが、重要だと感じます。

 

明日は14時からのトレーニングのみとなります。選手たちにとって日帰りの遠征は体に負担のかかるものかもしれませんが、同乗したバスの車内を見渡すと、ほとんどがスヤスヤと眠っていました。おそらく心配ありません(笑)。明日も元気に全員でピッチを走っていけます。明日到着予定のチョコレートはダンボール14箱と聞きました。皆さんの愛を受け取って、さらに強くなっていきます。