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強い責任感

國井です。

 

昨日のJ2リーグ開幕戦。京都戦のハイライト動画を何度見直しても、悔しい思いがこみ上げます。また、他クラブの動画のゴールシーンを見ると、なかなかの強敵ぞろいではないかと気が引き締まります。開幕戦を終え各地の映像を見て、どのクラブが台頭するのか、思いを巡らせたサポーターも多いだろうと想像しています。また、新シーズンを迎え、多くのクラブがSNSで積極的な発信をしているのも見聞きしました。ピッチの上では策を練りながら相手とぶつかり合いますが、広報にとっては各クラブの事例から学び、新潟という地での展開にいかしたいと思います。

 

そして、今日は非常に残念なトレーニングゲームとなりました。矢村選手も所属する新潟医療福祉大を相手に0-4という屈辱の敗戦。練習試合とは、公式戦の18人に選抜されなかったメンバーがコーチングスタッフにアピールする絶好の場だと考えています。チームが積み上げてきたことを表現し、当たり前のように勝利するのが前提で、特徴を現せた選手が次節に絡んでいくもの。厳しい表現をすれば、今日の練習試合で力を発揮した選手は見られなかったと感じます。

 

試合後の堀米選手。「コメントを残すことも選手の大事な仕事」と、敗戦に肩を落としつつも前を向き、はきはきと質問に答えてくれました。「相手のほうがアグレッシブにボールにアタックし、セカンドボールを回収する回数も多かった」と、唇を噛みます。基本的なところでアマチュアに負けていることは不甲斐なさの何ものでもありません。前半のうちに3失点を喫したところで「もう一回、前から行こう」と、周囲に大きな声をかけていた堀米選手。負けず嫌いである性格に加えて、チームファーストで働ける気質を持ちはチームには欠かせません。

 

どんな状況に立たされてもサッカーに真摯な姿勢の堀米選手に触れれば、どの選手も立ち上がらないわけにはいきません。「裏を走る狙いや動きはあった」と、意図は共有できているものの「その後の連動が少ないから跳ね返される」と中盤より前線のプレーヤーに注文をつけつつ「後ろの選手もパスのずれなど質を上げないと」と、作り上げたベースにクオリティを高めるように意識をしていくつもりです。

 

「今日は勝って反省すべきだった」。負けてしまえば反省することは溢れるほどあらわれますが、勝利をした上で改善点を出すべきと総括する堀米選手。「内容もさることながら、結果を出し続けないといけない」と、堀米選手は強引にでも前を向きます。必要なのは「ゴール前のこだわり」。シュートを打つ選手の責任だけでなく、メンバーの連携があってはじめてゴール前に迫ることができます。そういう意味では、堀米選手のクロスボールの質や、サイドの突破も磨かなければなりません。こだわりの熱を絶やさずに、次回のトレーニングを待ちます。