気づき
「今は高知にいるのに、俺って本当に新潟が好きなんだなって。みんなと一緒にいると本当にそう思います」。今回が自身4回目の高知キャンプとなる岡本將成選手が、初めてキャンプに参加したのは高校2年生から3年生への進級間際。まだ、アルビレックス新潟U-18に所属していた時でした。「至恩と一緒に行ってこい!」という感じだった初キャンプはトップチームの選手たちと一緒に充実した日々を過ごし、「やってやろう!」と意気込んで高知入りしたプロ1年目の一昨年は、短期間で自分自身の成長を実感することができました。そして、昨年のキャンプは、「1年目と同じ気持ちで臨んだけど、全然ダメでした」と岡本選手が振り返るほど、岡本選手にとっては苦しく辛い経験だったそうです。期待されて迎えたシーズンにも関わらず、アルベルト監督の戦術に馴染むのが精一杯。「やらないと!」と思うことが逆にプレッシャーになり、何をしてもうまくいかない感覚に苛立ちを覚えることすらありました。