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情熱の母

 

7月2日(火)午前の羽田空港第3ターミナル3階から。「お兄ちゃんもドイツに行っていたから」と、次男坊の隼翔の見送りにやってきたお母様は、初めてお話する広報部に対しても柔らかな笑顔で、隼翔の海外渡航のお見送りは落ち着いたものだと言わんばかり。笑顔とは裏腹に瞳が潤っているような気もしましたが、「あの子も海外に行くんだなというくらい。そこまで寂しくないですよ」と、あっさりとした言葉が聞こえました。

 

チェックインを終えて、搭乗ゲートに向かうまでの束の間の時間。母は、友人たちと別れを惜しむ隼翔の背中に視線を向けながら話します。「サッカーは兄が幼稚園

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