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【広報ダイアリー・特別無料公開】永く地に足を

 

都城市でのキャンプは8日目。今シーズンの土台を築くためのハードなトレーニングが続いています。息をつく間もないメニューが連続する過酷な環境下でも、周囲に気を配る献身性と、ポジティブな空気をつくってピッチを駆け回っている永地。昨夏の加入以来、新潟の心臓として走り続けるボランチに話を聞かせてもらいました。

 

「若い頃はキャンプが嫌いだった」と笑う永地も、キャリアを重ねるほど、その意義は「どれだけ自分を追い込み、コンディションを仕上げられるか」という、長いシーズンを戦い抜くための重要な準備期間へと変わりました。現在は、オフ明けにどうしても鈍ってしまう「目」の感覚を、いかに早く実戦のスピード感に馴染ませていくかという、経験豊富な永地らしい細やかな感覚調整が続いています。

 

昨夏、柏レイソルから「新潟を残留させる」という強い決意を持って完全移籍で加入した永地にとって、J2降格という現実はあまりにも受け入れがたいものでした。「自分自身にも負け、自分を疑いたくなるような瞬間もたくさんあった」と、目標未達の現実や、古巣の柏を相手に必勝の想いでぶつかるも敗れるなど、昨季終了からしばらくは、心の立ち直りが相当難しかったそうで、責任感の強さゆえの深い葛藤が滲んでいます。しかし、オフシーズンを経てハートに再び火をつけたのは、支えてくれた家族への感謝と、プロとしての強烈な反骨心でした。「このままでは終われない」。その強い野心が、日々の苦しい練習を乗り越える礎となっています。

 

その熱い想いを胸に、キャンプで地道な積み重ねを進めている永地は、先日行われた日章学園高校との練習試合で、自分の力を示しました。ボランチの位置から攻守にわたって奮闘しつつ、自ら2ゴールを挙げる活躍。言葉だけでなく、数字という結果で自らの価値を証明する姿は、今キャンプにおいて自身の立ち位置をより強固なものにする、大きな一歩となったはずです。

 

“えいじ”の名前はよく聞きますが、“永地”の漢字は「かぶったことはない」と認めるほど稀な書き方ですが、素敵な名前です。由来は「永く地に足をつけ、頑張りなさい」という願いを親御さんが込めてくれたと教えてくれました。派手なプレーでなくとも正確で周囲への思いやりが感じられ、それでいてチームの求める泥臭さ、勝利のために走り続ける永地のプレースタイルは、まさに今の新潟が必要としているものです。昨夏、千葉県で奥様と3歳になるお子さんと、ようやく落ち着いた生活がスタートした最中に届いた新潟からのオファー。永地がそのことを奥様に告げると、「自分で決めなさい」と背中を押してくれたそう。家族と共に新潟の地で覚悟の再出発を切って半年が経ちました。新しいシーズンで背負うものは軽くありませんが、永地は再び新潟を本来あるべき場所へ引き上げるために、必死の形相で立ち向かっていくことでしょう。

 

國井でした。

 

おまけの“日本酒”

 

インタビューを終えて、永地とエレベーターに同乗したときのこと。

 

「日本酒って飲んでこなかったんですよ」

 

永地は、これまでその味に馴染めず避けていたそう。

 

「去年のシーズンを終えて、せっかく新潟に来たと思って日本酒を飲んだら、めちゃくちゃうまくて!!」

 

と、目を輝かせて笑います。

 

嬉しかったのは、「こんなに日本酒がおいしいんだと思って、新潟県外で飲んでみたら、しっくりこなくて」と、新潟の酒が体にあったということ。

 

日本酒にプライドを持つ新潟県民にとって、これほど嬉しい言葉はありません。永地にはクラブを支えてくださる石本酒造さんの「越乃寒梅」を、おすすめしようと思います。

 

 

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